後になっていきなり請求をしてくる
ヤミ金融業者にもその営業の仕方がいろいろあります。貸出金利もばらばらですし、返済方法にもいろいろあります。
ヤミ金融業者でも通常の貸金業者でも、多いのは毎月1回の返済や、35日に1回の返済を約束するパターンだと思います。
しかし、ヤミ金融業者の中には、半年間や1年間といった長期間借金を寝かすようなところも存在しています。
借金を寝かすと言うのは、簡単に言えば督促や取立をしないということです。そうして何もしないで放置し、後から高額になった金利とあわせて請求するというものです。
このパターンで多いのは、最初に10万円を貸付し、返済期限を特に決めないというものです。
しかも、10円を貸付したと言っても、最初に金利の1万円を差し引かれますので、利用者の手元には実質9万円しか渡りません。
そして、いざ返済しようとすると、とんでもない高額の金利を加えられて請求されるのです。借りたのは10万円なのに、金利とあわせて50万円を請求されるなんてこともよくあります。
そうしたヤミ金融業者からの返済を拒否し、請求された金額を払わないと、どんどん金利が上乗せされます。さらに、こちらに返済の意思がないのがわかると、厳しい取立が待っているというのです。
ヤミ金融業者から年率109.5%を超えるような違法な金利でお金を借りた場合には、その金利だけでなく、元本も返済する義務はありません。
そのため、泣き寝入りせず、弁護士や警察に相談して対処するようにしましょう。