個人情報を収集する業者
貸金業者というのは、他の業界では考えられないほど顧客の個人情報を取得して管理しています。
借入件数や借入金額などの信用情報も個人情報の中でかなりトップシークレットな部類に入りますよね。
それ以外に取得する個人情報も貸付審査に欠かせないとしても、他の業界では取得することができないような大切な情報ばかりになります。
氏名、生年月日、連絡先、住所、家族構成、持家か賃貸か、居住年数、勤務先、勤続年数、所得、口座など、国が保有している個人情報よりも量としては多いかもしれません。
本当ならそこまで自分の個人情報を相手に与えたくはないのでしょうが、言わなければお金を借りることができませんので、経済的に切迫している利用者にはどうすることもできません。
貸金業者がたくさんの個人情報を取得することができることを利用して、貸金業者を騙って個人情報をひたすら収集する悪質業者がありますので、注意が必要です。
そうした悪質業者は貸金業者と同じような広告を出し、融資の申込者を募っています。
申込があれば受付と称して根掘り葉掘り申込者の個人情報を取得していくのです。
そして、それらの個人情報はヤミ金融業者やその他いろいろな悪質業者のところに運ばれていくことになります。
こうした個人情報を収集している悪質業者の被害に遭わないようにするには、少しでも怪しい広告の貸金業者には電話をしないことです。
今後、どうせ貸付の総量規制が行われれば、どちらにしても大手の貸金業者だけしか取引しないでしょうし、聞いたここもないようなところにあえて申込をする必要はないと言えます。