家財道具没収
ヤミ金融業者だけでなく、正規に登録している貸金業者の中にも、債務者の家財道具をリサイクルショップなどで売って換金することがあります。
正規の貸金業者の中に潜む悪質業者なら、債務者の自宅から勝手に家財道具を持ち出して、それを換金するということはないと思います。
本人を連れ出して、換金できそうな家財道具を本人に目の前で換金させるというのが多いと思います。
でも、ヤミ金融業者になると、大勢でやってきて、換金できそうな家財道具をすべて持っていってしまうということもあるようで、本当に許せないことだと思います。
実際、私が消費者金融業者に勤務していたときには、他社にテレビやゲーム、テレホンカード、電子レンジ、炊飯器、時計、ストーブ、扇風機、漫画本などを持ち出されて換金された、ということを何度か聞きました。
返済するお金がないのなら、無理してでも捻出して返済するのが筋だろう。
そんな論理がここには働いてきますので、債務者も自分が悪いんだということで、その被害が明るみにでることが少ないというのも問題だと思います。
借金が返せないことは悪いことかもしれませんが、それでも日常生活を脅かされることはありません。返済ができない自分にお金を貸したほうが悪いんだという開き直りも必要だと思います。
強く返済を迫られて切れてしまい、家財道具すべて持っていけなんてことを言う人もいるかもしれませんが、日常生活を守ってこそ返済をできるようになるというものです。
もし、貸金業者やヤミ金融業者に家財道具を持っていかれそうになったり、換金するよう促された場合には、警察や金融庁に相談するようにしましょう。
こうした行為を許しては、ますます調子に乗るだけなので、絶対に許すべきではないと思います。