ヤミ金融はみんなが迷惑する
ヤミ金融業者から借入した人は、人生の地獄を見ることになるとはよく言いますが、何も借りた本人だけが悲惨な目に遭うわけではありません。
無論、1番の被害者は借りた本人であることは間違いありませんが、ヤミ金融業者というのがどういったところかを知らないで借りた人はいないでしょうから、ある意味では自業自得だと思います。
一方、ヤミ金融業者から借入した本人の周りの人間がヤミ金融の被害を受けるのは、不運としか言いようがないですよね。自分は別にヤミ金融業者からお金を借りたわけではないですから。
ヤミ金融業者の過酷な取立は、借入した本人だけでなく、その家族や両親、親族、勤務先の同僚や上司にまで及ぶことがあります。
勤務先にいたっては、ヤミ金融業者からの繰り返しの電話によって、業務が妨げられることもあります。
さらに、世間の人が気がつかないヤミ金融の被害者に、真面目に営業している貸金業者があります。
貸金業者がヤミ金融の被害者ってどういうこと?
そう思うのも無理はありませんが、実際にはかなりの被害がでています。ヤミ金融業者で借入したために、真面目な貸金業者への返済ができなくなり、終いには自己破産するというケースが多々あります。
ヤミ金融業者にとって自己破産は無意味なものですが、真面目な貸金業者にとっては、貸したお金が戻ってこず、財産を失うことになります。
また、ヤミ金融業者への返済のために真面目な貸金業者からお金を借りるケースも多く、その場合には返済の目途も何もないですから、明らかに返済の意思のない借入となります。
真面目な貸金業者からすれば、そのような申込は詐欺となりますが、詐欺をしているほうもヤミ金融の被害者であり、結局はヤミ金融だけが利益をあげているということになります。