都1は避ける
国の許可を得て営業している貸金業者には、登録番号が与えられています。
そして、その登録番号はことあるごとに表示しなくてはいけませんので、利用者は簡単にその貸金業者の登録番号を確認することができるはずです。
登録番号は、「東京都知事(1)1234号」や「大阪府知事(2)1234号」、「関東財務局長(3)1234号」などと表示されていると思います。
知事の後ろに続く括弧内の番号は、その貸金業者の営業年数を示すものになり、登録初年度に(1)となり、その後は3年ごとに(2)、(3)、(4)と増えていきます。
そのため、(1)の貸金業者は営業を開始して3年未満の新しい貸金業者ということが言えると思います。
そして、(1)の貸金業者には、悪質業者が多いということも言えるのです。特に、東京都知事(1)の貸金業者を都1などと呼び、業界人の中では都1の多くが悪質業者であることが常識となっています。
貸金業の登録番号をもらうのは、それほど難しいことはありません。そのため、悪質業者の中には登録番号を取得して、顧客集めを有利にしようと考えるところが多いのです。
しかし、そうした悪質業者は営業を開始しても、必ずその悪質振りが露見して、3年後の登録番号の更新を待たずに撤退するのが普通です。
(1)の登録番号以外なら、少なくとも3年以上は営業を続けているということで、それなりに信頼できるのですが、(1)の場合にはいつ消えるのかわからないということが言えるのです。
悪質業者は1番仕事がしやすい東京都に集中しています。都1の貸金業者は避けるようにしたほうが懸命だと思います。