
調停調書が届いてからが大事
特定調停を実際にした人で多いのは、自宅に調停調書が届いたことで安心してしまう人です。不安に思いながらも特定調停を申立て、債権者との和解交渉ではドキドキすると思います。
そして、無事に債権者と和解が成立すれば、裁判所から自宅に調停調書が届きます。調停調書を手にとって、ふっと気が抜けてしまう人がいても仕方がないですよね。
特定調停中、ずっと気が張り詰めた常態だったのでそれもわかりますが、大事なのはむしろ調停調書を受け取ってからだと思います。
調停調書を受け取り、中味をしっかりと確認します。調停調書の内容を見て、特定調停で和解した内容が記載されているかを確認します。
裁判所も人が動かしているところなので、ミスも当然あります。消費者金融業者で勤務していた私も、調停調書の記載が間違っていて、裁判所に訂正してもらったことが何度もあります。
ミスに気づかずそのままにしておくと、調停調書の到着から2週間でそれが確定してしまいますので、その後に文句を言ってもどうしようもありません。
10件の債権者について特定調停を申立てたなら、調停調書も10通になります。慣れない文面で書かれた調停調書の確認作業は意外と大変かもしれませんが、大事なのでしっかりと確認するようにしましょう。
そして、各支払い日と支払い金額をノートにでもまとめ、支払い間違いのないように完済まで支払いを続けて行きましょう。

