
特定調停の流れ
ここで、特定調停の大まかな流れを見て行きたいと思います。
特定調停を決断するのは、借金の返済が困難になったときだと思います。ただ、できれば借金の返済が困難になる前に決断するのが良いと思います。
どうせそのまま借金を支払い続けても、いつかは特定調停をすることになるようなら、できるだけ早く特定調停をしたほうが良いというものです。
債務状況によっては特定調停ができないこともあることを覚えておきましょう。
次に、特定調停の申立の準備です。詳細については簡易裁判所に電話して聞けば良いでしょう。裁判所ごとに違いもありますので、申立てる裁判所に聞くようにします。
そして、特定調停を申立て、いよいよ手続きに入ります。調停委員との事前打ち合わせ日や調停期日が設定されますので、必ずその日に裁判所に行くようにしましょう。
調停では調停委員に任せておけば良いので、経過を見守るだけです。調停が成立して調書が作成されると、それが自宅に届くことになります。郵送代を節約したいという人は、裁判所に取りに行くこともできます。
その後、調停調書に記載された支払い方法に従って返済をしていきます。調停調書は調停を申立てた相手方の数だけありますので、よく自分で整理して間違いのないようにします。
無事に完済になれば、債権者から契約書類等に返還を受けます。これで特定調停は終了となります。特定調停は和解が成立した後の返済が1番大切なので、しっかりと成し遂げましょう。

